自宅への不法投棄対策とは

最終更新日 2024年3月7日 by rauhan

不法投棄のイメージ

不法投棄と聞くとどこかの山奥へ大きなベッドマットなどを運んで行って捨ててくるといったようなイメージがある人も多いでしょう。

しかし、不法投棄はもっと身近なものです。

例えば、家に置いてあったボロボロの自転車でちょっと駅前にと出かけて行って、戻ってみればタイヤはパンクしているしもう走れない、これにお金をかけて修理するのは勿体無いからここに置いていこう、というのも要らないものを不法に投棄していることになります。

そして例えば、天気の良い日に友達と川原でバーベキュー大会をして楽しんだ後に、普通のゴミはまとめて持ってかえるけれども燃えカスの炭は放置でいいでしょ、というのもダメです。

これも他の誰にも要らないもの、つまりゴミを不法に投棄したとみなされます。

こう考えてみると、私達は誰でも違反していることがあったかもしれませんね。

不法に物を捨てるというのは勿論法律違反で犯罪ですから、個人であっても罰が科されます。

5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金もしくはこの両方と定められています。

これが個人でなく法人であった場合、3億円以下の罰金となります。

不法投棄の対処法

では自宅の庭や自分が所有する土地などに不法投棄をされていた場合は、どうすれば良いでしょうか。

その対処法も見ていきましょう。

まず普通のゴミであった場合です。

例えば空き缶やタバコの吸殻、お菓子の袋などです。

これらは不愉快かもしれませんが、一般的には騒ぐほどのことでもないと判断されることが多いでしょうから自分で分別して捨てるしかありません。

しかし最近は袋に劇薬や爆発物、ガラスの塊など危険なものを入れて放置する悪質な犯罪も多発しています。

そんな場合でしたら無闇に触ってしまうと危険ですので、警察に電話しましょう。

テロ対策として警察でも注意を呼びかけていますので相談という形でもいいですから電話をして下さい。

その場合は、袋や箱は開けず触らずそのままにしておきましょう。

動かしてしまった場合には仕方ありませんが、出来るだけ場所も動かさないほうが良いです。

連絡をするのは地元の警察にし、出来るだけ110番は避けます。

その理由は大げさにならないためで、110番通報になるとサイレンを鳴らして駆けつける場合があります。

もし何事もなければ多少恥かしい思いもしますので、とりあえずは地元の警察に電話で相談し、判断を仰ぎましょう。

また、一度ゴミが投げ込まれていたというだけならともかく、度々投棄されるのであれば、それも警察に相談しましょう。

警察は民事不介入なのでゴミが投げ込まれるというだけでは動けません。

しかし何度も続く場合には悪意があっての行動かもしれませんから、ゴミの投棄以外でのトラブルに発展する可能性があります。

警察では相談したことは記録に残りますので、その意味でも一度話をしておくことがおすすめです。

次に見たかんじが明らかに普通のゴミで、危険ではないだろうと判断出来る物の場合です。

例えばボロボロのベッドマットレスや自転車、家電製品などです。

この場合には警察ではなく市役所に電話をしましょう。

法律で、「不法投棄を見つけた日とはそれを速やかに自治体に連絡しなければならない」と定められています。

しかし基本的にはゴミの処分は自治体では引き受けてくれませんから、投棄した人間が判らない場合には自分で処分しなければならないでしょう。

理不尽ではありますが、これはどうしようもないのが現状です。

不法投棄は残念ながら現行犯でない限りは中々捕まえることが出来ません。

ですから敷地内に投棄されないように対策をすることも大切です。

自分で出来る主な対策としては、庭や敷地内を荒れたままにしないこと、自宅から離れている所有地にはロープをはって立ち入りが出来ないようにする、看板を立てて立ち入りや投棄禁止を明確にする、防犯カメラを設置するなどです。

自分で出来る対策はしておくことが大切

普段からよくゴミを投げ入れられる家には特徴があり、それは垣根や壁が大きくたっていて敷地内が外から見えない家です。

外を通る人間の視界に入らなくなることで罪悪感も湧きにくく、気軽にポイと投げ込んでしまうということが人間にはあります。

プライバシーを重視するあまりに塀や目隠しを多くしていると、ゴミを投げ込まれるリスクは高まってしまうので、そういう場合には目隠しを減らしてみて効果があるか確かめましょう。

または、外を通る人間からでもよく判るようにホームセキュリティ会社のシールを貼るという手もあります。

空き巣でも鍵が2つ以上になるとやめるといわれますが、人間は面倒なことを避ける生き物です。

ここは何か面倒なことになりそうだな、セキュリティが強そうな家だな、と相手に思ってもらうことで投棄を回避することが出来るかもしれません。

ホームセキュリティ会社はセンサーに触れることで駆けつけてくれますから、不法投棄の現場を押さえることも出来るかもしれません。

後で不愉快な思いをしないで済むように、自分で出来る対策はしておくことが大切です。

あと家の敷地内に後回しにしておいた大型ゴミなどが沢山おいてあると不法投棄されやすくなるかもしれません。

大型ゴミの処理にお困りの方は、井草実業などの専門業者に任せるといいでしょう。
参考になるサイト
井草実業

最終更新日 2024年3月7日 by rauhan 目次1 不法投棄のイメージ2 不法投棄の対処法3 自分で出来る対策はしておくことが大切 不法投棄のイメージ 不法投棄と聞くとどこかの山奥へ大きなベッドマットなどを運んで…