優れた食品パッケージを作り続ける朋和産業

by rauhan
2021年1月4日

最終更新日 2024年4月23日 by rauhan

レトルト食品やお菓子、調味料や冷凍食品など多くの加工食品は、パッケージで包装されて市場で販売されます。
消費者にとって、包装されたパッケージの開け易さは加工食品を購入する際にチェックをするポイントであり、メーカーが商品を発売して売り上げを伸ばすには、パッケージについても消費者のニーズに応えていく必要があります。

1 朋和産業の概要
2 ラミネート製品の目的
3 衛生管理の徹底
4 ロールラベルの製造も行っている
5 環境保全の取り組みにも積極的
6 まとめ

朋和産業の概要

朋和産業は、スーパーやコンビニなどの量販店で販売されている加工食品のパッケージを幅広く手掛けている企業です。
大手食品メーカーなどから依頼されたパッケージのイメージに基づいて、食品メーカーと共に商品に適したパッケージを制作していくのが主な事業となっています。
朋和産業が手掛けているパッケージの種類は幅広く、デイリー用やチルド・冷凍食品用、ラミネート製品や機能付きパッケージがあります。
デイリー用の製品は、スーパーやコンビニなどで販売されているパンやおにぎりやサンドイッチなどを包装する物であり、購入者が開け易いように設計されているのが特徴です。
消費期限が短い商品の為に作られているので、食品の品質をフレッシュな状態に保ちながら、中身を取り出し易いのがメリットとなっています。
チルド食品や冷凍食品は、冷蔵庫に冷蔵したり、冷凍したりして保存します。
これらの食品を適切に保存する事を考慮して作られたのが、チルド・冷凍食品用のパッケージです。

ラミネート製品の目的

賞味期限の保持と共に中身を保護するのが重視されている作りで、これによって、過度に冷凍された事による加工食品の品質の低下を防ぐ事が出来ます。
ラミネート製品は、ビスケットなどのお菓子を包装するのに適しています。
ビスケットやチョコレートや煎餅などは、湿気によって食感が悪くなってしまい、その商品本来の風味を失ってしまいます。
また、酸素が入って酸化してしまったり、直射日光が入り込んだりする事でも商品の劣化が進みます。
このような状況を防ぐ目的で作られたのがラミネート製品です。
複数のフィルムを活用する事で、加工食品が劣化する様々な要因から中身を守る事が出来るので、よく使われているパッケージとして知られています。
機能付き製品は、パウチや耐熱フィルムなど用途別に機能を持たせた製品群です。
レトルト食品やカップに入ったゼリーや小麦粉などに使われており、パウチの場合、長期間使うような調味料に適しています。
デイリー用製品やラミネート製品やチルド・冷凍食品用と比べて、より狭い範囲での用途に優れている製品群です。

衛生管理の徹底

朋和産業では、食品に直接触れる包装材の製造を行っているので、衛生管理は徹底しています。
異物混入が起こらないように、クリーンな工場で適切なルールの下で生産管理が実施されているので、安全に食品に使えます。
工場の仕組みとルールは、食品工場をモデルにしているので、衛生環境は極めて高レベルにクリーンな環境が保持されています。
発注・生産・出荷までの製造フローが徹底されているので、効率的に製品を製造していく環境が整っています。
トレーサビリティシステムを導入しているので、生産履歴や出荷履歴を瞬時に追う事が出来ます。
製品に不具合が発生した時に問題の特定を急ぐ事ができ、不具合を解消する手立てに繋げられます。
この仕組みによって、品質管理を徹底させる事が可能です。

ロールラベルの製造も行っている

朋和産業は、機能を持った包装材以外にも、ロールラベルの製造も行っています。
ペットボトルには、商品ロゴや原材料表示内容やバーコードが記載されたフィルムで出来たロールラベルが巻かれていますが、このラベルは、食品メーカーが液体状の商品を売る上で、消費者に商品に入っている成分などの情報をいつでも見られるようにするのに重要です。
その他にも、ピロー包装や四本柱包装などもデザイン・製造を実施しており、顧客のニーズに合わせて様々な機能やデザインの包装材を作る事が出来ます。
朋和産業の製品のクオリティは高く、多くの大手メーカーに採用されており、消費者にとっても馴染み深い技術です。
日本で販売されている食品が消費期限まで商品の品質を保持する事が出来るのも、パッケージの開発技術の高さが大きく貢献しています。

環境保全の取り組みにも積極的

朋和産業では、環境保全の取り組みにも積極的です。
ペーパーレスを進めており、原材料や副資源のロス削減や廃棄物のリサイクルを行っています。
二酸化炭素の排出量も環境基準に沿って改善するように取り組んできた結果、クリーンな工場として稼働し続けてきました。
国が定めた法律を遵守して事業を展開しており、その上で、顧客が満足する製品作りに取り組んでいます。
食品パッケージ製造は一般的には目立たない事業ですが、現代社会には欠かせません。
加工食品を安全に食べる事が出来る環境を構築し、人体に悪影響が及ばないようにする役割の一端を担っています。